この記事では『鳴潮(めいちょう)』の音骸のサブステータスについて、こんな悩みを解決します。
以前、YouTubeにも投稿した内容ですが、一部ローテーションのグラフに間違いを見つけたので、動画ではなく文章版の記事として上げ直します。
攻撃力実数は意外と強い?
原神などのゲームではハズレ扱いされがちな攻撃力実数ですが、鳴潮は音骸のサブステータスの枠が5枠ということもあり意外と強いです。
といっても、
アタッカーならこの3つのステータスは、火力が防御力参照等の特殊なキャラクター以外はほぼ固定です。
で、残り2枠の内、1枠は共鳴効率で埋まることが多いので、最後の1枠を攻撃力実数か各種ダメージアップかで厳選するとなった時に、キャラクターによっては攻撃力実数の方が優先度が高くなる場合があります。
どういった場合に攻撃力実数の方がダメージアップより優先度が高くなるかというと、合計ダメージの割合においてどれか一つのアクションに偏らず、通常攻撃・重撃・共鳴スキル・共鳴解放・その他(変奏、終奏、音骸スキル等)のどれも満遍なく使うようなキャラクターの場合です。
では、例として何人かのキャラクターでサブステータスを入れ替えた時の強さを比べていきます。
キャラクター別のサブステータス比較(例)
サブステータスは音骸1体につき5個、5体で25個まで付与できます。
というわけで、前提条件として
サブステータス | 付与数(最大25) |
---|---|
攻撃力% | 5 |
クリティカル | 5 |
クリティカルダメージ | 5 |
共鳴効率 | 5 |
(自由枠) | 5 |
上記のように既に付与していると仮定し、最後の自由枠を攻撃力実数や各種ダメージアップに入れ替えて火力を比較していきます。
攻撃力実数を基準(100%)とした時の比較です。
漂白者・消滅の場合
サブステータス | 火力比率 |
---|---|
攻撃力実数 | 100.00% |
通常攻撃 | 98.02% |
共鳴解放 | 96.00% |
共鳴スキル | 94.35% |
重撃 | 91.82% |
漂白者・消滅の合計ダメージにおける、おおよその各アクションの割合は次の通りです。
漂白者・消滅の場合は、通常攻撃の割合が高いものの、どれかに特化しているというほどでもありませんので、サブステータスは各種ダメージアップよりも攻撃力実数の方が強くなります。
アンコの場合
サブステータス | 比率 |
---|---|
攻撃力実数 | 100.00% |
通常攻撃 | 98.86% |
共鳴スキル | 96.00% |
共鳴解放 | 94.31% |
重撃 | 92.13% |
アンコの合計ダメージにおける、おおよその各アクションの割合は次の通りです。
アンコは共鳴解放後の攻撃がメイン火力になりますが、共鳴解放後の攻撃も強化重撃以外は通常攻撃や共鳴スキル扱いとなるため、共鳴解放ではなく通常攻撃の割合が高くなります。それでも50%未満のため、攻撃力実数で全体の火力をあげた方が強くなります。
忌炎の場合
サブステータス | 比率 |
---|---|
重撃 | 103.27% |
攻撃力実数 | 100.00% |
共鳴スキル | 93.93% |
通常攻撃 | 91.50% |
共鳴解放 | 91.50% |
忌炎の合計ダメージにおける、おおよその各アクションの割合は次の通りです。
忌炎は共鳴解放後の攻撃の大半が重撃扱いになります。基本的には変奏スキル→共鳴解放という流れが中心の立ち回りになるため、理想ローテーションでは通常攻撃もほぼ使用しません。忌炎の場合は重撃がダメージ割合の半分以上を占めるため、攻撃力実数よりも重撃ダメージアップをあげた方が強くなります。
今汐の場合
サブステータス | 比率 |
---|---|
共鳴スキル | 102.96% |
攻撃力実数 | 100.00% |
共鳴解放 | 96.18% |
通常攻撃 | 91.73% |
重撃 | 91.73% |
今汐の合計ダメージにおける、おおよその各アクションの割合は次の通りです。
今汐は攻撃の大半が共鳴スキル扱いになります。基本的には変奏スキル→共鳴スキルという流れが中心の立ち回りになるため、理想ローテーションでは通常攻撃もほぼ使用しません。今汐の場合は共鳴スキルがダメージ割合の半分以上を占めるため、攻撃力実数よりも共鳴スキルダメージアップをあげた方が強くなります。
攻撃力実数orダメージアップの判断基準
キャラクター別のサブステータス比較の項目でもわかるように、特定のアクションが合計ダメージの割合の半分以上を占める場合はそれに該当するダメージアップ、そうじゃない場合は攻撃力実数の方が基本的には強くなります。
ただし、忌炎や今汐のようなスキルの説明を見るだけで何となく判断がつくキャラクターならともかく、大半のキャラクターはどのアクションがダメージ割合のどのぐらいなのか、ぱっと見で判断がつかないと思います。
そういったよくわからないという場合でも、もし攻撃力実数がサブステータスについてもそこまでがっかりする必要はなく、むしろ全く使用しないアクションダメージアップがつくよりも攻撃力実数は当たりだと思ってください。
重撃あたりはほとんど使わないキャラクターも多いですし。
おわりに
攻撃力実数は当たりステータスである、というよりも、サブステータスについてもがっかりする必要はないということが言いたいのが、当記事のおおまかな内容です。
そもそもサブステータス厳選で理想OPになること自体なかなかないと思いますし。
一応注意点として、今後もし、攻撃力を大量にバフできるキャラクターが実装されるようなことがあれば、攻撃力実数の価値も少し低くなりますので、当記事の内容が当てはまらなくなる可能性があります。
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